素敵な複合文化空間に変身した釜山近現代歴史館別館 (부산근현대역사관 별관)
文・写真 旅行作家 ムン・チョルジン
- 住所
- 釜山広域市中区大庁路(テチョンロ)104
- 料金
- 無料
- 営業時間
- 火〜日 09:00~18:00(入館は17:00まで)
- アクセス
- 都市鉄道:1号線中央駅5番出口から徒歩7分 駐車:龍頭山公園公営駐車場
- 連絡先
- +82-51-607-8001(案内デスク)
紹介
国際市場や宝水洞本屋通り、臨時首都記念館などがある釜山市中区一帯は、釜山の近現代史を伝える生きた歴史の教科書です。特に日帝強占期に東洋拓殖株式会社の建物として使用されていた釜山近代歴史館は、釜山近現代史のシンボルであり、釜山歴史探訪の中心となっています。 複合文化空間に変身した釜山近現代歴史館別館をさっそくご紹介します。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">釜山近現代史の生き証人</p> 旧釜山近代歴史館は、日帝強占期の1929年に東洋拓殖株式会社釜山支店として新築されました。初期モダニズムの建築様式を垣間見ることができる西洋風の建物で、解放前までは釜山の陸と海、資源を収奪する侵略基地として活用され、解放後は米軍の宿舎として使われました。 大韓民国政府が樹立されてからはアメリカ文化院として活用され、1980年代の民主化運動の過程では放火事件に遭い、釜山近現代史の生き証人となりました。1999年に市民に建物が返還された後は、釜山近代歴史館として生まれ変わりました。そして2023年には、市民の憩いの空間・複合文化空間へとさらなる変身を遂げました。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">テチョン書架とテチョンマル</p>大きなアーチ型の窓と蓮のレリーフが印象的な建物に入ると、四方を真っ白い壁で囲まれたラウンジが真っ先に目に飛び込んできます。椅子とテーブルがまばらに置かれたラウンジは、高い天井と大きな窓のおかげでとても開放感があります。 ラウンジの後ろには1万冊以上の本を所蔵する書架があり、アーカイブ資料を検索できる空間となっています。「テチョン書架」と名付けられたこの空間では、ブックキュレーション展示やブックトーク、文化公演など、様々な人文学プログラムが行われます。子供向けの別スペースと釜山関連の書籍を別にまとめた書架もあります。 2階の「テチョンマル」に上がると、この建物の歴史と構造を紹介する小さな展示スペースが最初に見えます。建物の構造がわかるように天井がむき出しなのも独特です。新築当時の技術的・時代的状況によって鉄筋コンクリート造と鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造という3種類の構造が複合的に用いられていることを自分の目で直接確かめることができます。 もう少し奥に入ると、本を収めた書架と本を読むための読書台が整然と置かれています。窓際に個別の読書スペースが設けられているのもユニークです。靴を脱いで上がり、時々窓の外を眺めたりしながら楽な姿勢で本が読めるため、まさに「テチョンマル(韓屋で部屋と部屋の間にある板の間。くつろげる快適な空間として比喩的にも使われる表現)」という名にふさわしいと言えるでしょう。素敵なカフェにでも来たかのようにおしゃれな感じがします。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">複合文化空間</p>釜山近現代歴史館別館は、図書館や記録館、博物館、休憩所などの様々な機能が融合した複合文化空間です。通りがかりに立ち寄って涼んでもいいですし、日当たりの良い窓際に座ってゆったりと本を読んでもいいでしょう。待ち合わせの場所にしたり、学ぶための場所として利用したり。人それぞれ好きな方法で楽しめばいいのです。 <p class="font-size28 colorDarkBlue medium">龍頭山公園散策</p>釜山近現代歴史館別館を見終わったら、建物のすぐ後ろにある龍頭山公園に行ってみましょう。低い丘を登って森の道を少しだけ歩くと開けた空間があり、龍頭山公園のシンボルである時計塔と釜山タワーが目の前に広がります。 龍頭山のふもとにある龍頭山公園は、釜山の旧都心である南浦洞と北港一帯を一望できる釜山の代表的な観光スポットです。釜山タワーに上ると釜山を東西南北隅々まで見渡せますが、その隣にある八角亭からの眺めもなかなかです。釜山の海を横切る北港大橋をはじめ、チャガルチと南港大橋がパノラマで見下ろせます。 龍頭山公園と光復洞ファッション通りを結ぶ道にはエスカレーターが設置されています。ファッション通りから龍頭山公園に上がるときだけエスカレーターを利用でき、下りるときは階段を利用しなければなりません。エスカレーターの入口には「遅い郵便ポスト」があります。画面を見ながら写真を撮った後、メールアドレスを入力すれば1年後に受け取れますので、ぜひご利用ください。 ※ 2026年旧正月(ソルラル)連休は通常通り営業いたします, 2月19日(木)は休館日です